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キュービクルの年次点検

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まず始めにキュービクルの説明からしていきたいと思います。

 

キュービクル式高圧受電設備は、高圧で受電するための機器一式を金属製の外箱に収めたもので、単に「キュービクル」(Cubicle) とも呼ばれます。

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6,600Vで受電した電気はキュービクル内で100Vまたは200Vに変圧され、施設に供給されます。受電容量が50kVA以上4,000kVA以下の小中規模施設の変電設備としてよく利用されています。

 

キュービクルは1ヵ月に1回点検を行いますがこの時は停電せずに点検を行います。

 

点検内容は主に100V、200V回路での漏電の有無、また、機器の異常な温度上昇の有無、月次点検では主に100V、200V回路での漏電の有無、また、機器の異常な温度上昇の有無、その他異音異臭の有無など、通電中でも点検できる項目の点検を行ないます。

 

今回は、年次点検が法令により義務付けられているので、停電してキュービクル内部の点検を行いました。

 

工場全体を停電させ、高圧部の絶縁の良否、高圧ブレーカーの動作の良否、その他各機器の詳細な点検を行ないます。

 

特に年次点検を怠ったために高圧機器の絶縁不良に気が付かず、構内全停電、さらには近隣一体の停電に至るケースが毎月報告されているそうです。

 

停電が近隣に及ぶ場合には、近隣事業所への多額の損害賠償が発生する可能性もあります。

 

1時間程度で今回の点検は終了しました。

ちなみに今回の点検で異常な箇所はありませんでした。